今回は敷地の条件を考慮してL字型のLDKに設計、天井まで高さのある窓などによってラインを統一し、開放感のある空間を実現した平屋のお家をご紹介します。
リビングとダイニングが個別の空間として存在するL字型のLDK
L字型のLDKはオークの無垢の床に木目調クロスの天井を組み合わせてデザインした空間。食事の時間やソファでのひとときをそれぞれ落ち着いて過ごすことができます。ご主人はソファからの室内の眺め、奥さまはキッチンとダイニングの繋がりが一番気に入っています。
リビングとダイニングに面して直角に配した窓が視界の広がりを確保
天井まで高さのある窓はリビングとダイニングに面して直角に配して、視界の広がりを確保しているのも開放感を演出するためのアイデアです。
天井と壁のラインを統一してスッキリとした空間に
デッキに面した掃き出し窓は天井一杯の高さを取り、リビング入口の扉もハイドアに。テレビ背面の壁に配した窓も天井の高さに揃えるなど、天井と壁のラインを統一してスッキリとした空間に仕上げました。
軒を深く取って陽差しを遮ったデッキテラス
天井まで高さのあるガラス戸に囲まれたタイルデッキのテラスは軒をしっかりと取ってあり、陽差しを遮りながら快適に過ごせる場所となっています。通りに面して目隠し格子を配して、外からの視線を気にせずに過ごせる場所に。格子は目線をカットして、風と光を緩やかに通してくれます。
暮らしやすさを考えた動線設計
玄関から奥の洗面スペースへは真っ直ぐに繋がっており、途中にはファミリークローゼットを配置。キッチンから浴室、洗濯スペースへの行き来も最短距離で繋がっており、スムーズに家事を行える動線に。「帰宅したときや家事のときに回り込むことなく“一直線”で動けるのは暮らしやすいですね」とご満足いただいています。
ダイニングの収納吊り戸棚でキッチンスペースはスッキリ
キッチンの壁に収納棚を置かず、ダイニングに食器をしまっておける「吊り戸棚」を設置して、キッチンスペースはいつでもスッキリとした場所に。暮らし始めてからいっそう広がりを感じていただいています。
主寝室の一角には奥さまの“籠もれる場所”も
“籠もって過ごせる場所が欲しい”という奥さまのご希望に応えて、主寝室の一角に小部屋を設けました。お気に入りの本やグッズに囲まれながら、一人の時間を満喫していられる場所となっています。
見せたくないものを隠してくれる造作の壁
トイレの背面の収納棚の手前に造作の壁を設けてあり、目に入らないようにしたいものは背後に隠し、見える場所には飾り物を置くことができます。こうした設計のアイデアが日常の暮らしに快適さをプラスしてくれます。
庇を強調して凹凸感を出した平屋ならではの外観
白のサイディングと黒のガルバリムを貼り分けて、表情の感じられる外観に仕上げました。凹凸感のあるデザインが奥行きを感じさせてくれます。