【スタッフ紹介_松阪店 店長・澤村 晃史 Part.1──いつも穏やかで感情の起伏を見せない男が“号泣”した日】
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2020.03.10
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エクセレントホームのスタッフたちの仕事ぶりや“素顔”をご紹介するシリーズ。今月は、松阪店 店長・澤村 晃史(31歳)に登場してもらいます。
温厚でさわやかな笑顔が印象的な澤村。誠実な姿勢にお客さまやスタッフからの信頼も厚く、皆さまから「澤村くん、澤村くん」と親しみを込めて呼ばれるようなキャラクターです。
「どんなに忙しいときでも、何かお願いすると『ああ、いいですよ』って気軽に応じてくれます。感情を表に出しているところは見たことないですね」と、総務部の西田 美紀は澤村を評します。
そんな澤村ですが、一度だけ、施主さまや職人さんなど大勢が集まった場で“号泣”する姿を見せたことがあります。
「まだ入社して間もない頃ですね。被災地から三重県に移住されたお客さまの新築をご担当させていただいたときのことです」と、澤村は振り返ります。
震災の影響もあって、お家の構造の強さなどを強く意識していたお客さまは毎日のように建築現場に足を運び、工事の進捗状況などを自らご確認されていました。澤村も連日、出勤前に現場に通い、お客さまのご相談にのらせていただくことに。
「お客さまが気になることがあれば、すぐに職人さんに伝えて解決できるようにと、自然に現場に足が向いていました。建築の専門的なことは自分ではわかりませんが、職人さんとしっかりコミュニケーションを取って、お客さまにご安心いただけるようにと必死でしたね」
そうして迎えたお引き渡し当日。営業担当者の挨拶の番に立った澤村は、こみ上げてくる思いを抑えきれず、言葉に詰まってしまって、ついには号泣。その様子をご覧になっていた施主さまご家族や関係者も思わずもらい泣きしてしまったといいます。
「震災でお家を失った施主さまのご心労や新しいお住まいを迎えられた喜びに思いを馳せたり、無事に完成までこぎつけられた安堵感が一緒くたになって、張り詰めていた気持ちが途切れてしまったんでしょうね」
お引き渡し後、3日間熱を出して寝込んでしまったという澤村。それでも、お客さまに徹底的に寄り添い、最後までやりきった充実感が、住宅営業マンとしてひと回り成長させてくれたことは間違いありません。