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【2023年版】知っておきたい「構造計算」と「壁量計算」の違い

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2023.09.07

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エクセレントホームの家づくり

【2023年版】知っておきたい「構造計算」と「壁量計算」の違い

こんにちは、松阪・四日市を中心に津、伊勢、鈴鹿、桑名など三重県内全域で注文住宅を手がけているエクセレントホームです。
今回はお家の耐震性の強さを計算する際に行う「構造計算」と「壁量計算」の違いについてお話しします。

お家の耐震性の基準として「耐震等級2」や「耐震等級3」はよく耳にされることもあるかと思いますが、「構造計算」や「壁量計算」という言葉はあまり聞き馴染みがないかもしれませんね。

一般的な2階建て木造住宅では、国の基準に合わせて耐震性を確保するために「壁量計算」という方法を取っています。これは簡単に言えば、お家のバランスを確保するための計算。地震や台風の力に対して必要な耐力壁の量が配置されているかどうかを計算します。立面図と平面図、屋根の重さなどを考慮して耐力壁をバランス良く配置し、さらに柱の接合部の強度を示す「N値」を計算してお家の強度を確保しています。

こうした計算値が国の建築基準を上回るように設計士はお家を設計しているわけですが、さらに高い基準の耐震性を確保するために必要になってくるのが「構造計算」です。

地震や台風や積雪などによって屋根や壁、床に荷重がかかることで構造部分にどの程度の負担がかかり、傾いたりねじれたりするか、柱や金具の種類、外壁材や断熱材なども考慮して緻密に計算し、数値化していきます。構造計算の計算資料である「構造計算書」はA4用紙で数百枚ほどのボリュームになるほどです。

一般的な木造2階建て住宅では「構造計算」が義務付けされていませんので、コスト面や建築工事のスケジュールなどを考慮して簡易的な壁量計算で耐震性を確保していることが多くなっています。

エクセレントホームでは施主さまのご要望や、吹き抜け、スキップフロアといったお家の設計に応じて、「構造計算」を行って耐震等級3を実現することができます。その場合は構造計算の専門業者に依頼し、設計士と綿密な打ち合わせを行いながら進めることになります。開放感たっぷりの吹き抜けリビングを設けたお家では、基礎部分から構造計算を行い、お家の強さを十分に確保しました。

「一般的には壁量計算で設計を進めるケースが多くなりますが、専門機関との連携をしっかりと取っていますので、構造計算をご希望の方はぜひご相談ください」と松阪スタジオ設計士の桐谷。構造計算を正式に行わない場合でも、専門業者と連携して計算値を共有し、耐震基準を確認する作業を行うこともできるとのこと。

エクセレントホームでは地震や災害に備えて安心して暮らせるお家づくりのために、最善の努力を積み重ねています。

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